子どもとの関係づくり

子どもがゲームの時間を守らない時に親ができること4つのこと

こんにちは。沖縄県宜野湾市にある、登校に不安を抱える子ども達の昼間の居場所
space*bloom*(スペースブルーム)です。

さて本日は相談員をしていた時やスクールカウンセラーとしてお仕事させていただいている時に多い相談内容、「ゲームとの付き合い方」です。

「ゲームばかりして勉強をしない」「子どもがゲームの時間を守らない」

もう今はスマホやタブレット、ゲーム機などが家にそれぞれ一台以上ある家庭も
少なくないのではないでしょうか?
子どもも大人も楽しいことには夢中になります。
そこで今回はゲーム時間の制限の方法について考えていきます。

ルールを決める理由を明確にする


ゲームの時間を制限する理由に納得しなければ、子どもは不満を募らせるばかりです。
大人も理由がわからなければ納得できないのは一緒ですよね。
ですから理由を明確にしてあげましょう。

例えば・・・
*画面を見過ぎると視力が低下する
*ネット犯罪・トラブルに巻き込まれる危険性がある
*勉強に遅れがでる、宿題をやらなくなる可能性がある
*睡眠時間が短くなる可能性がある

などが理由として挙げられるかもしれません。
ゲームをやることに対して心配している理由を話してあげてくださいね。

ルールは一緒に決めましょう

「子どもがゲームの時間を守らない」と相談に来られる多くの保護者に聞くと
やはりルールを一方的にに決めてしまっているご家庭が多いです。
子どもも納得するよう一緒に決めてあげてください。
ルールを決める理由を話した後で子どもの望む時間を聞き、親の望む時間を話します。

例えば子どもが2時間を望み、親は1時間を望んでいるとしたら
あいだの1時間半を基準に折り合いをつけましょう。

1時間半でも長いと感じる保護者もいらっしゃると思います。
その場合は続けて1時間半ではなく、ゲームを1時間やってあいだにやるべきこと、
例えば宿題やお風呂、お手伝いなどを入れます。
そして残りの30分のゲームをさせてあげるのも一つの方法です。
するとご褒美的になっていいかもしれませんね。

ここで気をつけていただきたいのが、ただのご褒美になると
ゲームができるから宿題をする、ゲームができるからお手伝いするになってしまい
子どもの自己指導力が育ちません。
宿題をやったら、「宿題も終わらせることができたね」
お風呂に入ったら「さっぱりして気持ちいいね」
お手伝いをしたなら「ありがとう。助かったよ」など言葉をかけてあげてくださいね。
たとえ当たり前のことでも、共感と感謝を伝えることで子どもは自己肯定感が高まり
家族に貢献した、役に立ったと感じることができるのです。

そして大事な事をもう一つ。
ルールが守れたら認めてあげましょう。
「よく守れたね! 嬉しいよ」「さすが!守る力があるね!」など。

ゲームはなかなか時間通りに終わらせることはできません。
タイマーをセットしたり、大人の方で終わる時間の10分ほど前から
声かけをしてあげるといいでしょう。
「あと10分だよ。キリのいいとこ見つけてね」
「あと5分だよ」など。
それでも時間通りに終わらない時は「あと何分で終われそう?」
と聞いてあげてください。
5分ほどだったらおまけしてあげてもいいのかなと個人的には思います。
途中でゲームを終わらせると、モヤモヤして引きずってしまいます。


**** ここでおまけ・おすすめのルール****

  • 平日と祝日でゲーム時間を変える
  • ゲームをやる時はリビングで
  • 寝る時間を守る
  • ゲームをした時間と睡眠時間を記録する

ゲームに代わる楽しみを見つける

寝る直前までゲームをしていると睡眠の質にも関わってきますので
せめて寝る1時間前にはゲームを終わらせたいものです。
そこでゲームに代わる楽しみを見つけなければなりません。
おしゃべりタイムやカードゲーム、ストレッチや読み聞かせをしたり
本や漫画を読むなどゲームから離れる時間を作りましょう。
これもルールの一つに入れるといいかもしれませんね。
ゲームの後は読書をするなど。

ペナルティを決める


ルールを一緒に決めることができたら、ペナルティも一緒に考えるといいでしょう。
「ルールが守れなかったら翌日は時間を短くする」や「お菓子をがまんする」など。
親子で話し合ってみてください。

ここで大事なことは、ゲームを取り上げたり捨てたりしないでください。
ルールが守れないからと取り上げてしまっては親子の関係は悪化するばかりです。
取り上げたり捨てたりするのはお勧めしません。
親子で話し合いながら両方が納得するルールを決めていきましょう。

まとめ

いかがでしたか?
子どもは朝から学校へ行き、16時ごろまで過ごします。
その後習い事へ行く子どももたくさんいます。
やっと家に帰ってきて好きなことができるのです。
その間にも宿題、お風呂、夕食、お手伝いなどやることがたくさんあります。
だからこそ気持ちよくゲームと付き合ってほしいですよね。

point!
  • ルールを決める理由を明確にする
  • 一緒にルールを考える
  • ゲームに代わる楽しみを与える
  • 共感と感謝の言葉がけを忘れずに
  • ペナルティも一緒に考える
  • ゲームは取り上げたり捨てたりしない

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