不登校・登校しぶり

子どもが登校をしぶった時に親ができる4つのこと

子供が登校を渋った時、親はとても不安になりますよね。
私の相談室にも登校しぶりの相談はよくあります。

「不登校になったらどうしよう」
「学校でいじめられているのでは?」
「甘えているのかな?」

親としてこのような不安が出てくるのは当然のことです。
今回は子どもが「学校へ行きたくないと」言い出した時に
親がしてあげられる対応や言葉がけについて考えてみました。

休ませる  

「学校へ行きたくない」と子どもに言われたとき無理に行かせる必要はありません。
初めのうちは渋々学校へ行くかもしれません。しかし 無理に行かせてしまうことが続くと、毎朝体調不良を訴えたり泣き叫んだりトイレにこもって出てこなくなったり。
長期化してしまう確率が高くなります。
そうなってしまうと親のストレスや不安も高くなってしまいます。
ここは思いきって

「よし!今日は一日リフレッシュしよう!」

と休ませてあげてください。

寄り添いつつ気持ち指数を聞く

一旦、行きたくない気持ちを受け止めてあげましょう。

「そっかあ。行きたくないんだね。 何かあった?」

「話してくれてありがとう。正直に言ってくれて嬉しいよ」

など共感と感謝を伝えることです。
そしてここで一度、気持ち指数を聞いてみてください。

「学校に行きたくない気持ちは1から10まででどれくらい?

「1が絶対行きたくない、10がとても行きたいだよ」など。

不安の度合いや気持ちの度合いを知ることは子どもにとっても
親にとっても大事なことです。

そして「〇〇はどうしたい? パパやママにできることはある?」

など寄り添ってあげてみてください。
それだけでも親の愛情を感じてくれるはずです。

一緒に何かをする 

もしお母さんやお父さんが仕事を休んで一緒に過ごすことができるのなら
リフレッシュも兼ねて一緒に何かをしてみてください。
折り紙でもよし、ゲームでもよし、ぬりえでもよし。
一緒に何かを作り上げることは達成感にもつながり、感情を共有することもできます。
お仕事で一緒に過ごすことができないのなら、何をして過ごしたのかなど食事を作りながらや食べながら聞くのもいいですね。
例えば「今日何してた?」ではフワッとし過ぎているので

「午前中は何してた?」
「お昼ご飯食べたものの中で美味しかったのは何?」

など少し具体的に聞くと子どもも話しやすいかもしれません。

再度、気持ち指数の確認

子どもが一日リフレッシュできたなと感じることができたなら
最後にもう一度気持ち指数を確認してみてください。

「今日一日リフレッシュできてよかったね。朝は1から10までで
○くらいと言っていたけど、今はどれくらいまで上がった?」
ここで上がったならぜひ一緒に喜んでください。

そしてここでもうひと掘り。
例えば、朝が気持ち指数3で夜が6くらいに上がったとします。

「3つも上がっているけど何がよかった?」

と聞いてみてください。その話を聞けるだけでも親としてワクワクしませんか?

そして「6が7に上がるためには何が必要かな?」

とまで聞けると上出来です!



まとめ

登校を渋っている時はSOSを発している時です。

そんな時に大好きなお母さんやお父さんが叱らずに気持ちを受け止めてくれたと
愛情を感じるだけでも子どもは安心します。

「自分の価値を認め、無条件に愛してくれる人がいる」

親が安心・安全基地であることが一番です。

Point
  1. 休ませる
  2. 寄り添いつつ気持ち指数を聞く
  3. 一緒に何かをする
  4. 再び気持ち指数を確認

この4つを試してみてください。
途中失敗もあるかもしれません。 
ただその時は失敗を失敗に終わらせるのではなく同じことが起きたときに備えて、次回はこうしようなど自分のアクションプランを立ててみてくださいね。